司法試験合格者インタビュー④|りくすけさん

今回は、司法試験合格者インタビュー第四弾チャ⤴︎⤴︎

第四弾は、令和元年司法試験に総合42位で合格されたりくすけさんに、ご協力頂いたチャ⤴︎⤴︎

りくすけさんは、民事系25位なので、民事系の勉強法を中心にお聞きしているチャ〜

司法試験合格の秘訣

りくすけさんの経歴を教えてほしいチャ!

大学2年の夏に伊藤塾の講座を受講し始めました。大学2年の間は体育会の部活と並行していたのでなかなか勉強時間をとることができませんでしたが、大学3年になって部活をやめ、それからは勉強に集中しました。大学3年次にも一応予備試験を受けましたが、このときは短答で落ちました。大学4年次の予備試験に合格し、翌年の司法試験にも合格することができました

りくすけさんが司法試験に合格した秘訣をズバリ教えてくださいチャ

予備に合格した年に答案作成をたくさんして、答案の書き方を身に付けたことだと思います。予備合格までで400通近く答案を作成しました。このときに答案上の作法のようなものを大体身につけられたので、特に予備合格後に得たより深い知識を答案上にうまく表現することができたのではないかと思っています。

予備校の利用

勉強法についてお伺いするチャ~。りくすけさんは、予備校を利用していたチャ?

利用していました。

予備校はどこを使っていたチャ?

伊藤塾の呉クラスです。

予備校の講座で、受験生におすすめしたい講座はあるチャ?

入門講義として呉クラスはとてもおすすめです。非常に印象に残る講義で、インプットの点では優れたものだと思います。

答練は予備試験の直前答練しか受講していませんでしたが、時間通りに緊張感の中で解くのは非常に大切ですし、周りの人がどの程度書けるのかを知ることができる点でもよかったと思うので、答練は積極的に受講してもいいのではないかと思います。

司法試験論文式試験対策

論文式試験に関して、特に対策として気を付けた点はあるチャ?(法的三段論法、事案分析の方法、途中答案対策、答案構成の方法等)

ぼくは、過去問等を書いている際に途中答案になってしまうことがとても多かったので、途中答案をなくすためにはどうすればよいかはずっと考えていました。結局、答案構成を30分前後で終わらせること、各論点について配点を予想し、厚く書く必要がないところは簡潔な記述をすることを心掛けるようにしました。それでも最後まで途中答案の不安はなくなりませんでしたが…。

論文式対策として、いつごろから、どのような対策を行ったチャ?(過去問研究、答練、添削指導、個別指導、自主ゼミなど)

8月頃から、大学の友人と自主ゼミを組んで、ロー入試の過去問や、演習書の問題について答案を作成し、検討しました。友人と議論することで、一人で勉強しているときよりはるかに理解が深まりました。また、過去問については、予備試験が終わった11月頃から、答案を作成してぶんせき本で自己添削していました。当初は何周もする予定でしたが、結局一周しかできませんでした。
司法試験に向けては予備校の答練などは利用していません。

司法試験民法の勉強法

りくすけさんは、民事系二桁合格者だチャ⤴︎⤴︎りくすけさんには、民事系科目の勉強法についてお伺いしたいチャ〜

民法の論文式試験対策として気をつけるべき点があれば教えて欲しいチャ⤴︎⤴︎

よく言われることですが、論点に飛びつかず、各当事者の生の主張から考えていくことは非常に重要だと思います。また、民法では百選に乗っていないような判例、裁判例が題材となった出題がされることも多いです。余裕があれば各分野(総則・物権・債権総論・契約法・不当利得・不法行為)一冊ずつくらいの辞書的な基本書を持ち、気になった部分とその周辺に目を通しておく習慣を付けると、難しい問題に直面したとき、とっかかりくらいは想起することができ、まったくの初見の人より有利になれると思います。手を広げる余裕のない場合や運悪く全く見たこともない問題が出題されたときは、現場思考をするしかありませんが、このときには条文などの原則から丁寧すぎるくらい丁寧に、一つ一つ論理を組み立てていくことが大事です。論理的であれば、結論が判例や裁判例と異なっていても点数は入ると思います。

民法の論文式試験対策として、特にお薦めの教材(基本書・参考書・問題集)があれば、その本の利点を示しながら教えてほしいチャ!

総則分野では、佐久間先生の『民法の基礎 1 総則』がおすすめです。わかりやすいですが、かなり高度な内容になっていて、錯誤のところなど、今年の司法試験にも生きる内容であったと思います。

物権分野では、安永先生の『講義物権・担保物権法』を使っていました。判例を深く理解し、それに対する学説もあわせて理解することができます。譲渡担保の話などはこの本に非常にお世話になりました。

債権総論では、潮見先生の『プラクティス民法 債権総論』を使いました。ほとんどあらゆる論点が記載されていますが、非常に細かいことまで載っているので取捨選択が必要です。

債権各論では、中田先生の『契約法』、潮見先生の『基本講義 債権各論Ⅰ・Ⅱ』を使っていました。中田先生の契約法は非常に使いやすく、理解が深まる内容だと思います。今年の司法試験で出題された請負の話も、中田契約法に書いてあったな~と思いながら書きました。
全体的に重要論点を振り返るために『民法演習サブノート210問』も使いました。これは論証集のような利用方法がいいのではないかと思います。

演習書としては、『事例で学ぶ民法演習』がよかったです。問題文は短めですが、実践的で、出題可能性の高い論点が多いです。対立する複数の見解も記載されており、かく見解からの帰結も示されるので、どのような立場をとっていても使いやすいと思いますし、反対説にも親しむことで問題の所在が分かりやすくなり、有用だと思います。

司法試験商法の勉強法

商法の論文式試験対策として気をつけるべき点があれば教えて欲しいチャ⤴︎⤴︎

まず、条文を大事にすることだと思います。商法はほとんどすべての論点が条文を出発点として展開していくので、必ず思考も答案上の記載も条文から始めるのがいいと思います。また、商法は特に判例そのまま、あるいは判例と多少事例が異なる問題が出やすいので、判例に親しんでおくことが重要です。その際には、判旨だけでなく、どのような事例だったのか、どの程度まで射程が及ぶのか、というところまで気を配ることが必要です。今年の司法試験の設問2などは、ブルドッグソース事件の規範をすべて貼りつけ(この規範をすべて覚えている人がそもそも多くはないと思います)、判例と問題の事例で異なる部分を指摘して、その場合でも射程が及ぶのか、を簡単に検討するだけでトップクラスの成績が取れてしまうと思います。

商法の論文式試験対策として、特にお薦めの教材(基本書・参考書・問題集)があれば、その本の利点を示しながら教えてほしいチャ!

基本書は田中先生の『会社法』を強くおすすめします。非常に多くの論点に言及がなされており、会社法でわからないことがあったらこの本でたいていは解決します。コラムでも興味深い考察がなされており、ここから論証をいくつも作成し、ストックしました。

演習書としては『ロープラクティス商法』と『事例で考える会社法』を使いました。前者は判例の事例を素材としているので、この本をやることで自然と判例に親しむことができる点でおすすめです。後者を利用したことで、判例に対する理解が飛躍的に深くなりました。上述したブルドッグソース事件の問題でいいパフォーマンスができたのはひとえにこの本のおかげです。ただ、レベルはかなり高いので、基本的な知識は一通り身に付けた上で挑戦すると力がつくと思います。

司法試験民事訴訟法の勉強法

民事訴訟法の論文式試験対策として気をつけるべき点があれば教えて欲しいチャ⤴︎⤴︎

民事訴訟法は、よく抽象的な議論をしてしまいがちですが、司法試験においては抽象的な議論だけが求められていることは少なく感じます。問題の事例に即して、具体的に思考することが必要だと思います。問題文中に会話文で誘導があることが多いので、この誘導にしっかり応えるだけで相対的に良い成績を取れることもあると思います。また、判例についての理解(判例の特殊性、射程の及ぶ範囲など)も問われることが多いので、判例学習が大切です。

民事訴訟法の論文式試験対策として、特にお薦めの教材(基本書・参考書・問題集)があれば、その本の利点を示しながら教えてほしいチャ!

基本書は和田先生の『基礎からわかる民事訴訟法』を使っていましたが、リーガルクエストなどでもいいと思います
演習書としては、『ロープラクティス民事訴訟法』を使いました判例の事例を題材に問題が作られているので、判例への理解が深まり、非常に役立ちました。

答案添削

答案添削についてお伺いしたいチャ⤴︎
りくすけさんは、答案を勉強仲間や合格者にみてもらっていたチャ?

大学の友人らと自主ゼミを組んで、お互いに答案を批評しあっていました。

僕は、答案添削が司法試験の対策上、非常に重要だと思っているチャ~。りくすけさんは、どのように考えているチャ?

自主ゼミで他人の答案を読んだり、自分の答案に意見を言ってもらったりする経験は、自分だけでは持てない視点を提供してもらえるという点で非常に有意義でした。特に、接続詞の使い方や、問題提起の仕方など、基本書等に書いていないような、答案作成方法についての検討が役立ちました。答案添削もそのような意味で重要だと思います。

りくすけさんからの宣伝

最後に何でも良いので、宣伝したいものがあれば宣伝してチャ!

ブログで論証を公開しているので、ぜひ見てみてください!
https://shihouyobi.hatenablog.com

りくすけさん!本日は、お忙しい中、僕のインタビューを受けて頂き本当にありがとチャ⤴︎⤴︎

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