司法試験論文式試験対策のポイント(法的三段論法、途中答案対策、答案構成の方法など)

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本記事は、司法試験合格者インタビューにおける合格者さんの回答を、司法試験論文式試験対策に関して再整理したものになります。

本記事を読めば、

論文式試験対策の注意点(法的三段論法、途中答案、答案構成など)

論文式試験の具体的な対策方法(過去問起案、答練、個別指導など)

に関する司法試験合格者の見解を知ることができます。

各回答者のインタビュー全文を読みたい方は、こちらからアクセスしてください。


司法試験論文式試験対策の注意点

論文式試験について、特に対策として気を付けた点はあるチャ?(法的三段論法、途中答案対策、答案構成の方法等)

法的三段論法

三段論法や途中答案ミスはないタイプでした。ですから、そういう意味での対策というものは特にありません。
 しいて言えば、事実で勝負する、という姿勢は大切にしていました。近年は、学説の対立等、法律論で戦わせる場面もありますが、抽象論で終わることなく、具体的な事実・評価で勝負するというのは意識として持っていました

法的三段論法については、とにかく規範を立てて当てはめるという流れだけは絶対に崩さないことを意識していました。判例の規範がうろ覚えでも、未知の問題で何を書けばいいのかわからないときでも、絶対に何かしらの規範を自分なりに書いたうえで当てはめを行うことを徹底しました。

途中答案対策

途中答案対策というか、試験の際は、『ドリテック』という試験用に最適化されたタイマーを使って、残り時間の把握に気をつけていました。机上に置いても邪魔にならないコンパクトなサイズで、無音モードもあり、デジタル表記なので残りあと何秒なのかすぐ分かります。

ぼくは、過去問等を書いている際に途中答案になってしまうことがとても多かったので、途中答案をなくすためにはどうすればよいかはずっと考えていました。結局、答案構成を30分前後で終わらせること、各論点について配点を予想し、厚く書く必要がないところは簡潔な記述をすることを心掛けるようにしました。それでも最後まで途中答案の不安はなくなりませんでしたが…。

答案構成の方法

答案構成は試行錯誤して、自分にベストな方法を探っていました。一応ルールを決めて、それに従い略語やマーカーを使って答案構成をするようにしていました。ただ、司法試験の本番は、結局、現場での判断を優先して、ルール通りに答案構成をすることはできていなかったと思います。

その他気をつける点

答案の形式を設問の問いかけに一致させるように心がけました。「反対の主張に触れながら」とか「問題点も指摘しつつ」というような記載があったりした場合にはそれを絶対に書く、「どのような主張が考えられるか」という形式の問いには「○○という主張が考えられる」というように設問に対応した形式の答案を書く、などです。

問題文の事実をできるだけ使うということもかなり意識しました。問題用紙の中で関係ありそうな事実があればマーカーで色付けをしたり、丸を付けたり、目立つようにしました。そして、当てはめの際は書き写しでもいいからとにかく沢山書きました。


司法試験論文式試験の具体的な対策法

また、いつごろから、どのような対策を行ったチャ?(過去問起案、答練、個別指導の有無など)

過去問起案

司法試験の過去問は、H18~H20は、答案構成だけ行い、H21以降の問題は、全て時間を測って起案していました。午前中に過去問起案をして、午後から解説授業を受講して、その後復習・一元化をするという流れでした。過去問を起案する日はこれで一日中潰れていたと思います。
  
あと、ローの同期で、過去問を検討するゼミをしていました。このゼミには、チューターとして、ローOBの先生に参加してもらい、月1で開催していました。司法試験を受験するまで計18回くらい開催したと思います。ゼミまでに、各人が起案した答案をGoogleDriveで共有して、お互いの答案にコメントをするようにしていました。ゼミ当日は、あらかじめ決めていた(回ごとに決めていました)司会・解説役に従い、過去問を検討していました。

8月頃から、大学の友人と自主ゼミを組んで、ロー入試の過去問や、演習書の問題について答案を作成し、検討しました。友人と議論することで、一人で勉強しているときよりはるかに理解が深まりました。また、過去問については、予備試験が終わった11月頃から、答案を作成してぶんせき本で自己添削していました。当初は何周もする予定でしたが、結局一周しかできませんでした。

とにかく一人で演習、過去問については適宜、重要と思われる年数を起案。あとは自己添削を行いました出題趣旨・採点実感をヒントに、自分で赤入れをしていくだけです。わからないところは、合格者に質問して解決するようにしていました。友人には恵まれましたね。

論文対策として行ったことは、過去問検討(答案構成程度)、市販の問題集の読み込み再現答案などをたくさん読む、といったことがメインになります。大体、司法試験本番の1年ほど前から徐々に始めていきました。
答案を書くこと自体はあまりしなかったのですが、その分を再現答案集や答案例付きの問題集の読み込みなど、出来るだけ沢山の答案例の分析でカバーしました。特に、再現答案の読み込みはかなり役に立ちましたね評価の良いものと悪いものを見比べることで、本番で答案を書く際に気を付けるべきポイントを頭の中に入れることが出来ましたので。

答練・個別指導

答練も、ロー最終学年の10月頃からペースメーカー論文答練を受講していました。ほぼ休まず教室に行って受講していたと思います。

私はいわゆるゼミのようなやり方はあまり肌に合わなかったのでほとんどやっていないに等しいです。また、起案指導についてもロー在学中は受けていたものの、その後は受けていません。答練も行っていません

司法試験に向けては予備校の答練などは利用していません


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